ある日の事件簿 2020年11月22日

2020年11月22日(23:30頃)

イベント終わりにサロキ前でみんなと解散する。
駐車場で一息ついて帰路につこうとすると・・・。

 

サロキ前の橋の向こうから道路の真ん中をゆっくりふらふらと歩いてくる人影があった。

 

『11月の肌寒い夜に・・・。』

 

最初は「なんだよ危ないなぁ・・・。」位にしか思っていなかったが、なんだか様子がおかしい。

 

一旦車を駐車して遠くから様子を見る。

裸足で半そでで11月下旬にしては薄着の女性。
この時期に裸足なんて鬼束ちひろかっ!」って突っ込みは入れなかったけれど。

 

ゆっくりと近づき更に様子観察。

 

事故か事件かも知れないので身体全体をみるが外傷は見られない・・・。

 

メデ〇コとかレデ〇薬局では販売していないタイプのお薬も疑ってしまい、肘窩部分も観察するが、お注射の跡などは見られなかった。

 

私も道路の真ん中の少し後ろをついていき車が来たらサイリウムアピールして避けてもらう。(こんな事に役立つとは)

 

少し一緒に歩きながら挨拶をして穏やかな口調で「車にはねられたら危ないので歩道にいこう」と誘うがなかなか移動してくれない。

 

話の中で「道路の真ん中を歩いていたり、はねられたら警察が来てくれる。」と言うので。

 

満月「警察を呼んで欲しいの?」
女性「うん、警察を呼んで」
満月「大街道の入り口に交番があるから一旦そこに行こうか、とりあえず端によろうか?」

 

と優しく歩道へ女性をエスコートすると素直についてきてくれた。

急に道路に飛び出すと危ないので車道側をキープしつつ大街道入り口の交番に入る・・・が・・・。

 

警察官が常駐してないタイプの交番だった(泣)

 

女性が「警察が居ない」と悲しそうな顔をしたので警察とつながっている呼び出しの電話で警察とつなぐ。

女性が訳ありっぽいのと自棄的になっているように感じたので「婦警さんが応対できるような態勢で来て欲しい」との注文をつける。

 

満月「来てくれるみたいだから少し休んどこうか?」
女性「うん、ありがとう」とグミを差し出してくる。
女性「食べる?」

 

知らない人から食べ物を貰っちゃいけないと子どもの頃に教わっているので緩めに断ると少し悲しげな顔をしたので。

 

満月「じゃぁもらおうかな」とグミを一つ口に入れる。
女性「このグミね、警察を呼んでほしかったから、さっきコンビニで盗ったの」

 

満月「???」
女性「これで共犯ね、ふふふっ」とほほ笑む。

まじか・・・さすがに共犯にはならんけど、あまり良い気はしない。(苦笑)

 

外の自販機でお温かいお茶を買ってしばらくお話しタイム。

落ち着いて向かい合ってみるとかなりの美人さんだという事に気が付く。
(まぁこの状況でどうするわけでもないけれど)

 

事情を聞くわけにもいかず世間話で繋ぐが・・・。
20分程するがなかなか来てくれない、警察が来るのが遅いので「警察が来てくれないから帰る」と言い出し交番の外へ歩み出す。

 

トークで引き留めていると警察が到着、女性1名男性3名かな。

 

私も事情聴取を受けるが事情と住所氏名、何をしていたかを聞かれたかな?

 

グミの件も話した。(警察を呼びたかったから行ったゆえの行動だとフォローしておいた)

 

帰る寸前に様子を見ると、婦警さん中心に事情を聴いてくれているようだったので一安心かな?

 

一言声をかけて帰ろうと思ったが警察官に止められたので断念する

 

結局はあの女性が何者でどういう状況だったかは分からずじまいですが、無事に問題が解決しているといいですね・・・。

 

こんど出会ったらグミを奢りますね。

 

次は必ず謎を解いてみせる!
じっちゃんの名にかけて!

 

『じっちゃんの本名は「金田一」ではなく「任三郎」だけど』

 

【未完】